イーネオヤの透かしピアス
トルコのレース編み・イーネオヤに少しだけ手が慣れてきたので、
手芸本に載っているものではなく、オリジナルを作ってみたくなりました。
出来上がったのがこちら、パールビーズを使った透かしピアスです。
ちなみにビーズを使用したイーネオヤはボンジュクイーネオヤと呼びます。
結び目と結び目の間をあけて、透かしをつくりました。
お花のモチーフを編む時のように、編み目を詰めてかっちり形を作るのも良いですが、
こうしてゆったりと間をたるませて透かしのある感じも好きです。
イーネオヤは色鮮やかな糸が魅力ですが、こうして白で統一したおとなしい感じもオヤ糸の光沢が上品に生かせて良いと思います。
横から見るとほっそり
イーネオヤの練習2
トルコのレース・イーネオヤ、まだ平面の練習中です。
編むスピードが前よりも早くなってきて少し手が慣れてきた気がします。
イーネオヤは結び目を作って編んでいくのですが、その時にゆるまないようにしっかりと引き締めます。引き締めるときに毎回同じ指の場所を糸に当ててギュッと引っ張っていたら、その部分の指の皮がむけてしまいました!
たぶん力を込めすぎですね。もっと慣れてきたら力加減もうまくなっていくでしょう。
よく使われるモチーフのようで、何通りもデザインがあります。そのうちの1種類です。
2本の花芯の長さが少し違ってしまいました。
蚊!
これも良く使われているモチーフらしいのですが、日本では蚊を手芸のモチーフに使おうなんて考えもしないですよね。斬新です。これは結構うまく編めました。
杏
本の見本だともっとスマートなんですけど、私が同じように編んだらちょっとポッチャリしました。作り手の特徴が出ているのでしょうか…?
カーネーションも蚊も日本人だと思い浮かばないような見た目です。やっぱり異国の感覚は違いますね。その発想の違いがまた面白いです。
「松島 瑞巌寺と伊達政宗」展
三井記念美術館で開催されている「松島 瑞巌寺と伊達政宗」展に行ってきました。
三井記念美術館は初めて行ったのですが、さすが三井グループというか、内装が高級感たっぷりです。いつも行く上野の国立美術館・博物館とは雰囲気が違いますね。
美術館としては規模は小さく、展示品も少なかったのですが、内容はとても充実していて行って良かった!
特に、瑞巌寺所蔵の「五大明王像」は滅多に見られない超貴重なもの。(明王様を「展示品」扱いするのは恐れ多いですが…)
何せ本来は33年に一度しか御開帳されないのです!
それも平日だったこともあり、かなり空いた状態で間近でじっくりと堪能できました♪
平安時代につくられた木像だそうで、生き生きとした動きの感じられる手や足の表現が素晴らしいです。
伊達政宗が子供のころに不動明王像を見て、「仏様なのになぜこんなに怖い顔をしているのか」と聞いたというエピソードは結構有名ですが、その時の不動明王様はこちらの像なのでしょうか??
そのほかにも、伊達政宗直筆の絵や手紙、愛用のブローチや陣羽織など、見ごたえたっぷりで大満足でした。徳川家康の書状もありました。
展示と関係ないですが、三井記念美術館はお手洗いがちょっと落ち着かないですね…。
個室(洋式)のドアの床上30cmくらいまでドアがなくて、足もとが外から見えてしまっていて…。
防犯か何か目的があってのことなんでしょうけど、ちょっと驚きました。
千一夜物語(2)
今は10巻中2巻の403ページ・第五十二夜まで進みました。
色々なお話がありますが、結構、罪もない人がひどい目に合う話も多いです。
何も悪いことをしていないのに、罠にはめられて暴行されたり、体の一部を切り落とされたり…。
真面目に読んでしまうと理不尽でショッキングな内容で少し落ち込みます。さらっと読み流していくぐらいが自分には丁度良さそうです。
そして、美女に夢中になったがために罠にはめられたり、不幸になる話も多いです。
この千一夜物語はそもそも、妻に裏切られて心に傷を負った王様に面白い話を聞かせるという設定なのはず。
その王様に女に裏切られてひどい目に合う物語を話して聞かせる、話し手のシャハラザードはかなり度胸の据わった女性ですね。
話がつまらなかったり機嫌を損ねればすぐ殺されるかもしれないのに。
でも、中には誠実な恋人同士が苦難の末に結婚して、めでたしめでたしのお話もありました。たまにですが(苦笑)
2巻に収録されている「恋の奴隷ガーネムの物語」はハッピーエンドで面白かったです。
千一夜物語
最近、有名作品をきちんと知っておこうと思い、色々と読んでみました。
千夜一夜物語と覚えていたのですが、この本は「千一夜物語」なのですね。
妻に裏切られてトラウマを持ち、女性を一夜を共にした後に殺すという行為を繰り返す王様。本好きで語り上手なシャハラザードという女性が千一夜にわたって物語を聞かせ、王様を楽しませ、その心を癒すという内容。アラビアンナイトとも呼ばれる物語です。
シャハラザードが王様に聞かせる物語を載せた短編集のような感じです。
全10巻で文字も小さく、かなりのボリューム。
第一夜、第二夜、と一夜ごとに区切って描写していきます。
夜の終りには毎回「朝の光が見え、シャラハザードは口をつぐんだ」という感じで続きが気になるところで話を中断し、夜になるとまた物語を再開します。
生真面目というか律儀な描写をする物語ですね。
私はてっきり、お話をいくつか載せて、「こうして~日が過ぎました」という風にしておおざっぱに時間の経過を表すのかと思っていました。
今読んでいるのは1巻の180ページあたり、まだ第十二夜です。
本当に第千一夜まで一夜一夜数えていくのでしょうか。
時間はかかりそうだけど、せっかく始めたから最後まで読み通そうかな、と、でもかなり根気が必要そうです。頑張ります。