イーネオヤの練習4 アーモンド
トルコのレース編み・イーネオヤの習作。今回はアーモンドの花です。
ピンクや黄色の花びら部分は左右から斜めに編んだパーツを頂点で重ねて一つにまとめて編み止めてあります。
例によって実物の花とはだいぶ違います。
アーモンドの花は色も形も桜そっくりな見た目です。
イーネオヤは縫い針で編む技法で、イーネオヤ専用の針というのはなく、手芸屋さんで売っている普通の縫い針を使います。
そして、大体どのイーネオヤの本にも長めの針を使用することを勧めています。扱いやすく、手が疲れにくいという理由だそうです。
私も最初は、本に従って長い針を選んで使っていましたが、どうにも使いづらくて今は逆に短い針を使っています。
本が間違っているというわけではなく、私の手の大きさが問題なのかなぁ、と思います。私は手がかなり小さくて、大人で私よりも手が小さい人には会ったことがありません。指もすらっとした感じではなくて、短めで肉付きも結構良いです。
短い針の方が小回りが利いて、また糸の輪にくぐらせるときの抜く長さが短いので、私の小さな手には都合がよく感じます。自分はちょっと特殊なのかもしれません(汗)
普通の手の大きさの人はやっぱり、長針の方が編みやすいのでしょうか??
イーネオヤの練習3
トルコのレース編み・イーネオヤの練習。
とにかく慣れようと思って、本に載っているモチーフを片っ端から作っています。
今回はジャスミンです。
ジャスミンの花は写真を見ると白くて、かなりシンプルな形をしているのですが、
イーネオヤのモチーフになると縁がフリフリして華やか可愛いデザインになります。
伝統のモチーフらしいのですが、ジャスミンを見て最初にこのモチーフを作り出した人の感性はすごい!
それと、前回紹介した透かしピアスは色違いのブラックとイヤリングもあります。
この透かしモチーフ、糸で出来ている透かしをしっかり見えるように撮るのがなかなか難しいです。
どうやったらもっとはっきりと、且つ綺麗に写真が撮れるか模索中です。
イーネオヤの透かしピアス
トルコのレース編み・イーネオヤに少しだけ手が慣れてきたので、
手芸本に載っているものではなく、オリジナルを作ってみたくなりました。
出来上がったのがこちら、パールビーズを使った透かしピアスです。
ちなみにビーズを使用したイーネオヤはボンジュクイーネオヤと呼びます。
結び目と結び目の間をあけて、透かしをつくりました。
お花のモチーフを編む時のように、編み目を詰めてかっちり形を作るのも良いですが、
こうしてゆったりと間をたるませて透かしのある感じも好きです。
イーネオヤは色鮮やかな糸が魅力ですが、こうして白で統一したおとなしい感じもオヤ糸の光沢が上品に生かせて良いと思います。
横から見るとほっそり
イーネオヤの練習2
トルコのレース・イーネオヤ、まだ平面の練習中です。
編むスピードが前よりも早くなってきて少し手が慣れてきた気がします。
イーネオヤは結び目を作って編んでいくのですが、その時にゆるまないようにしっかりと引き締めます。引き締めるときに毎回同じ指の場所を糸に当ててギュッと引っ張っていたら、その部分の指の皮がむけてしまいました!
たぶん力を込めすぎですね。もっと慣れてきたら力加減もうまくなっていくでしょう。
よく使われるモチーフのようで、何通りもデザインがあります。そのうちの1種類です。
2本の花芯の長さが少し違ってしまいました。
蚊!
これも良く使われているモチーフらしいのですが、日本では蚊を手芸のモチーフに使おうなんて考えもしないですよね。斬新です。これは結構うまく編めました。
杏
本の見本だともっとスマートなんですけど、私が同じように編んだらちょっとポッチャリしました。作り手の特徴が出ているのでしょうか…?
カーネーションも蚊も日本人だと思い浮かばないような見た目です。やっぱり異国の感覚は違いますね。その発想の違いがまた面白いです。
「松島 瑞巌寺と伊達政宗」展
三井記念美術館で開催されている「松島 瑞巌寺と伊達政宗」展に行ってきました。
三井記念美術館は初めて行ったのですが、さすが三井グループというか、内装が高級感たっぷりです。いつも行く上野の国立美術館・博物館とは雰囲気が違いますね。
美術館としては規模は小さく、展示品も少なかったのですが、内容はとても充実していて行って良かった!
特に、瑞巌寺所蔵の「五大明王像」は滅多に見られない超貴重なもの。(明王様を「展示品」扱いするのは恐れ多いですが…)
何せ本来は33年に一度しか御開帳されないのです!
それも平日だったこともあり、かなり空いた状態で間近でじっくりと堪能できました♪
平安時代につくられた木像だそうで、生き生きとした動きの感じられる手や足の表現が素晴らしいです。
伊達政宗が子供のころに不動明王像を見て、「仏様なのになぜこんなに怖い顔をしているのか」と聞いたというエピソードは結構有名ですが、その時の不動明王様はこちらの像なのでしょうか??
そのほかにも、伊達政宗直筆の絵や手紙、愛用のブローチや陣羽織など、見ごたえたっぷりで大満足でした。徳川家康の書状もありました。
展示と関係ないですが、三井記念美術館はお手洗いがちょっと落ち着かないですね…。
個室(洋式)のドアの床上30cmくらいまでドアがなくて、足もとが外から見えてしまっていて…。
防犯か何か目的があってのことなんでしょうけど、ちょっと驚きました。
千一夜物語(2)
今は10巻中2巻の403ページ・第五十二夜まで進みました。
色々なお話がありますが、結構、罪もない人がひどい目に合う話も多いです。
何も悪いことをしていないのに、罠にはめられて暴行されたり、体の一部を切り落とされたり…。
真面目に読んでしまうと理不尽でショッキングな内容で少し落ち込みます。さらっと読み流していくぐらいが自分には丁度良さそうです。
そして、美女に夢中になったがために罠にはめられたり、不幸になる話も多いです。
この千一夜物語はそもそも、妻に裏切られて心に傷を負った王様に面白い話を聞かせるという設定なのはず。
その王様に女に裏切られてひどい目に合う物語を話して聞かせる、話し手のシャハラザードはかなり度胸の据わった女性ですね。
話がつまらなかったり機嫌を損ねればすぐ殺されるかもしれないのに。
でも、中には誠実な恋人同士が苦難の末に結婚して、めでたしめでたしのお話もありました。たまにですが(苦笑)
2巻に収録されている「恋の奴隷ガーネムの物語」はハッピーエンドで面白かったです。