2019年はまだ数日残っておりますが、現段階で120冊の本を読みました☆
冊数にするとすごい数ですね~(´∀`人)♪
しかし、中には絵本や写真集など、そんなに読むのに時間や労力の要らないものもあります。ので、それほどすごくはありません。
その中で面白かった・印象深かった・お勧めしたい本などをご紹介したいと思います☆
順番は思いついた順です。特に意味はありません。
では早速まいります~☆
あ・最後はめちゃくちゃマニアックです。無理にお付き合いいただかなくて大丈夫ですので(汗)
『モモ』
有名作品。恥ずかしながら今年初めて読みました。これは面白かったです。家族も物もお金も持たない少女モモが時間泥棒から人々の時間を取り戻すという、ファンタジー物です。でも訴えかけているものは超リアル。効率・利便性のみを求め続け、心にゆとりをなくす人々に警鐘を鳴らす内容となっております。
これは人生で繰り返し読んだ方が良いかも。この本が必要になる時がまた来そうな気がします。
『モモ』を読んだ直後にも感想を書いた記事がありますね。
『ハーブ魔女のふしぎなレシピ 魔法の庭ものがたり1』
児童書でシリーズものです。シリーズを代表して1作目のタイトルを挙げました。
このシリーズが今年一番のヒットだったかもです!
人間の少女ジャレットが遠い親戚の魔女の遺産であるハーブの庭付き一戸建てを受け継ぎます。そしてハーブの力を使って悩みを抱えた村の人々や近くに住む動物・妖精たちを助けます。イラストもとても可愛らしく、夢いっぱいの女の子の憧れる素敵ワールドが広がっております☆
でも読んでみるとすごく深いです…本当に児童書かい?と思うくらい。
先代の家の持ち主、魔女トパーズはハーブの知識もあり、魔法も使えます。ジャレットは人間なので魔法が使えない、ハーブの知識もまだまだ。トパーズを尊敬しつつ、どこか自分の存在に負い目を感じています。そして時々迷ったり落ち込んだりもします。
トパーズの跡を受け継ぎながらも「ジャレット」は決して「トパーズ」ではないし、トパーズにはなれません。大人でも絶対に葛藤する状況ですね。「私は私」とかよくいう言葉ですが、そう簡単に割り切れないですよね…児童書なのに重すぎる問題です。
そしてまた、悩んでいる人を助けることに一生懸命ですが、それでも失敗もあります。人のためになろうと行動しても、助けになっていないこともある。人のためになるって難しい事なんだよ、と教えてくれてもいます。
……なんだこの深さ、本当に児童書かい?
大人も十分に楽しめ、考えさせられる本です。まだシリーズすべては読んでいませんがこの先も楽しみにしています♪
この本についても2度ほど記事に書いていました。
『痛い靴がラクに歩ける靴になる』
西村泰紀著、主婦の友社、2018年
実用書です。これおすすめ☆
タイトル通りの内容ですが、具体的には靴選びのポイント、合わない靴の調整の仕方についてです。調整はインソール(中敷き)を使います。こういう場合はこういったインソールをこのあたりに入れる…みたいな。すごいふわっとした例文ですが…。
私は合う靴が少なくて色々と試しているのですが、とても参考になりました。
読んで損はないかと思います!おすすめ☆
『見世物研究』
めちゃ古い本。2002年発行ですが新装版です。もともとは昭和3年、1928年に出た本です。著者は明治10年生まれ、昭和2年に亡くなられています。
ごく最近読んだ本です、タイトル通りの見世物についての研究書。
見世物の歴史は意外に新しく、江戸時代がメインです。見世物のジャンルによってカテゴリー分けされ詳しく紹介されています。
このところ、見世物小屋の文化に興味をもってハマっています☆
えぇ、えぇ、私は変わり者ですとも(・ω・)ノ
でもですね!見世物小屋というのは日本の様々な商業や文化の原点でもあるとマーニは思うのです。たくみな奇術や雑技を見せたりするのはショービジネスのもとですよね。また、海外物や細工物、動物などの名品珍品を見せたりするのは博物館、美術館、動物園などの知的な教育施設のさきがけでもあります。
本書の内容を見ていると、ガチで珍しいものを見せても派手さがなかったり大衆ウケしないと本物であっても客が集まらず、商業としては上手くいかないようです。逆に贋物を使っても大衆が望むものや見て満足感のあるものなら大ウケする…でも得てして本物とか真実って地味なことが多いですよね、何事も。偽物は人ウケをもともと狙っているのでそりゃ派手でしょうよ…ビジネスってそんなものか…非情ですね(´・ω・)
色々と見世物小屋について興味深いことが書かれています。個人的には面白いです☆
私の敬愛する発明家、からくり儀右衛門こと田中久重さんの名前も載ってました、嬉しい♪儀右衛門さんも最初は見世物でからくりを披露していましたから(*´ω`*)
あと意外で驚いたのが、寛政の改革の頃に、身体障害のある人間を見世物にして商売するのは良くないと奉行所からお触れが出たらしいです。江戸時代にそんな良識的なお触れが出るなんて嬉しい予想外でした。
ただ、体の不自由な人だって生活費が必要です。自分を見世物にしてでもお金を稼ぐためには貴重な仕事場だったのではないかなぁ、むやみに禁止だけしても困る人もいた気がする…。
しっかし、この本読みづらい!!文章が古すぎ!
「これ」は普通に「これ」でいいじゃないの。なんで「是」って書くの!
「い」は「ゐ」だし。
「白髪がばうゝ」て「白髪がぼうぼう」でいいじゃんか、いちいち読みづらいのよ(´-ω-`)
文学作品なら勝手に文章変えてはいけないけど、研究書なんだから2002年に新装版出した時にもうちょっと文章を現代形に直してくれても良かったと思います。
……とまぁ、こんな感じです☆
実は、今年は印象に残る本がちょっと少なかったかなぁ、と、あくまで私個人の感じ方ですよ!これは運と相性の問題ですね。
本は人生を豊かにします。来年もいっぱい読みたいですね。
好き勝手に書いた記事ですが、お付き合いくださいまして誠にありがとうございますm(__)m
ではまた(・ω・)/-☆