千一夜物語
最近、有名作品をきちんと知っておこうと思い、色々と読んでみました。
千夜一夜物語と覚えていたのですが、この本は「千一夜物語」なのですね。
妻に裏切られてトラウマを持ち、女性を一夜を共にした後に殺すという行為を繰り返す王様。本好きで語り上手なシャハラザードという女性が千一夜にわたって物語を聞かせ、王様を楽しませ、その心を癒すという内容。アラビアンナイトとも呼ばれる物語です。
シャハラザードが王様に聞かせる物語を載せた短編集のような感じです。
全10巻で文字も小さく、かなりのボリューム。
第一夜、第二夜、と一夜ごとに区切って描写していきます。
夜の終りには毎回「朝の光が見え、シャラハザードは口をつぐんだ」という感じで続きが気になるところで話を中断し、夜になるとまた物語を再開します。
生真面目というか律儀な描写をする物語ですね。
私はてっきり、お話をいくつか載せて、「こうして~日が過ぎました」という風にしておおざっぱに時間の経過を表すのかと思っていました。
今読んでいるのは1巻の180ページあたり、まだ第十二夜です。
本当に第千一夜まで一夜一夜数えていくのでしょうか。
時間はかかりそうだけど、せっかく始めたから最後まで読み通そうかな、と、でもかなり根気が必要そうです。頑張ります。