千一夜物語(2)
今は10巻中2巻の403ページ・第五十二夜まで進みました。
色々なお話がありますが、結構、罪もない人がひどい目に合う話も多いです。
何も悪いことをしていないのに、罠にはめられて暴行されたり、体の一部を切り落とされたり…。
真面目に読んでしまうと理不尽でショッキングな内容で少し落ち込みます。さらっと読み流していくぐらいが自分には丁度良さそうです。
そして、美女に夢中になったがために罠にはめられたり、不幸になる話も多いです。
この千一夜物語はそもそも、妻に裏切られて心に傷を負った王様に面白い話を聞かせるという設定なのはず。
その王様に女に裏切られてひどい目に合う物語を話して聞かせる、話し手のシャハラザードはかなり度胸の据わった女性ですね。
話がつまらなかったり機嫌を損ねればすぐ殺されるかもしれないのに。
でも、中には誠実な恋人同士が苦難の末に結婚して、めでたしめでたしのお話もありました。たまにですが(苦笑)
2巻に収録されている「恋の奴隷ガーネムの物語」はハッピーエンドで面白かったです。