マーニの日記

イーネオヤのアクセサリーを作っています。 ハンドメイド販売サイトにて出品中。読書も好きです。色々自由に書いている日記です。

2018年 良かった本のご紹介

今年もあと数日。少しずつ2018年を振り返りたいな~、と思います。

手始めに「本」について。

 

今年もよく読みました。

正確にはわかりませんが、月5冊は確実に読んだはずです。なので60冊近くは読んでいるのではないか、と。

※ハウツー本などで必要なところだけじっくり読んで、あとは流し読みというものもあります。

 

というわけで、

2018年、印象に残った本・お勧めしたい本をご紹介したいと思います☆

順番は私が思いついたまま、テキトーです(・ω・)

 

アヴェロンの野生児 禁じられた実験

ロジャー・シャタック著 1985年 家政教育社

ずっとずっと昔、フランスで発見された少年の実際の話。少年は森でたった一人で暮らしていたと思われ、人間的な社会性を失っていました。それをある若い医者が教育をし、人間らしさを取り戻させようとした記録です。興味深い内容ですが、だいぶ切ないですね。この医者も自分の研究者としての功績をあげようという野心で少年と関わったようですし。本当に少年の幸せを考えた人間が周りにはどのくらいいたのか…。今となっては何もわかりませんが。

 

 失われた名前 サルとともに生きた少女の真実の物語

マリーナ・チャップマン著 2013年 ダンク

この頃、野生児関連の本にハマってたんです(*´▽`*)数年ジャングルでサルの群れと行動を共にした少女の実話。「失われた名前」とは、家族と暮らしていた記憶はあるものの、本名はもう忘れてしまっていることからです。こちらは見事に社会復帰を果たし、幸せな家庭を築いております。著者マリーナ・チャップマンさんがその少女、ご本人です。猿との生活より人間社会に戻ってからがかなりの苦労をされています。続編も計画されているそうで、楽しみにしております。

 

 よろずや平四郎活人剣 上・下

藤沢周平 2003年 新装版 文春文庫 文藝春秋

江戸時代が舞台の小説です。娯楽としてかなり面白かったです☆人情・アクション・ロマンス、コミカルですが時にシリアス、と完璧でしたね♪もっともっと長編で書いてほしかったですが、上下巻で完結しております。

※昔の作品であり、また江戸時代が舞台なため、現代では完璧なセクハラとみなされる発言等があります。女性の年齢に対する感覚や扱いがちょっとね…。

 

 ゴースト・ボーイ

マーティン・ピストリウス 2015年 PHP研究所

ご本人による自叙伝。子供の頃に昏睡状態に陥り、数年後に意識は戻るものの体がまったく動かない状態。ゆえに周囲の人間はだれもマーティンに意識があることに気付きませんでした。存在は認知されている、だけど人間性がそこにあることに気付いてもらえない究極に孤独な環境です。体は完全に動かない、それでも人の心は自由であり、肉体と精神は必ずしもイコールではないということを教えてくれます。

今は体は多少動くようになり、意思表示する手段も得て、仕事もご結婚もされています。

 

おかんメール RETURNS

おかんメール制作製作委員会 2018年 扶桑社

 

はい、面白いです。文句なしに面白いです。

その名の通りおかん達のインパクトあるメールがまとめてあります。

 

黒柳徹子さん各エッセイ

窓ぎわのトットちゃん 2015年 新組版講談社文庫 講談社

小さいときから考えてきたこと 2001年 新潮社

徹子さんの美になる言葉 その後のトットちゃん 2008年 講談社

トットの欠落帖 1993年 新潮文庫 新潮社

 

まず「窓ぎわのトットちゃん」にドはまりして、黒柳さんの著書に次々手を出しました。※私見ですが※テレビで拝見していて、黒柳さんの言葉や表情からはあまりその考えが読めなかったのですが、本を読むとなるほど!と思うこともたくさんありました。そしてとても素直で魅力的な方です。「窓ぎわのトットちゃん」「トットの欠落帖」がとくにおすすめ。

 

オトナのビーズ刺繍ブローチ

MON PARURE 2016年 マガジンランド

手芸本ですが、本当に素敵な作品ばかりでした。一見、きちっとそろわずに雑にビーズが並んで見えますが、それもまた一流のセンスだな、と。技術の自慢ではなくセンスで魅せる作品作りはとても参考になりました!

 

ヒットの設計図 ポケモンGOからトランプ現象まで

デレク・トンプソン 2018年 早川書房

ヒット作には共通の法則があるか、という考察です。特に前半、なるほど、と強く納得し勉強になりました。これはハンドメイド作品を販売されている方にも強くご一読をお勧めします。読んだと読んでいないでは販売作品への意識が全然違うと思いますよ!

ちなみに、ポケモンGOに対しては期待しないでください。ほんのわずかしか登場しません。単に日本人的にキャッチ―だからタイトルに入れられたんでしょうね…。

 

 

記事がけっこう長くなりましたね。紹介したい本は他にもあります、が。

マニアックすぎて自粛したのもあります(笑)

2018年、今年も良い本とたくさん出会えました。

来年もまた、たくさん読みます(・∀・)ノ!!