読書☆2022年に読んだ本
めりーくりすます(・ω・)
昨日クリスマスイブは私のペットの仏壇にお供えしておいたケーキを夕食後にいただきました。
そして本日25日クリスマスは弟の遺影にお供えしておいたケーキを朝食代わりにいただきました。
自分用に買ったケーキなどありませんよ、ええ。もうお腹いっぱいなんで(-ω-)
美味しかったので満足です。
さて、前回の記事でオヤの作品を年内に一つは仕上げたいと申しました、が、
完成はすると思いますが、撮影して記事にするのは多分間に合わないかなぁ、と。
というわけで、そろそろ今年を振り返る記事を書き始めようかなと思います。
毎年年末に書いております、その年に読んで印象深かった本の紹介からいきます☆
2022年12月25日現在。今年読んだ本の合計数は112冊。
年の前半は色々あってあまり本は読んでいませんでした。しかし秋以降は体調不良で静養期間が長かったために、大変読書がはかどりました。
あと1、2冊は年内に読めるかな。
では特に印象深かった本をご紹介していきます。思いつくまま書くので、紹介順に特に意味はありません。
ではどうぞ☆
☆『大家さんと僕』
矢部太郎著・新潮社・2017年発売
これは有名作品ですね。いまさら?と思われるでしょうが、今年初めて読みました。古本屋で安く売っていたもので(・ω・)
店子である芸人の矢部さんと大家である高齢女性との日常を描いた漫画です。
非常に面白かったです。独特の空気感があって、大家さんの言葉には深い味わいがあって。
読んだ後に続編の本も読みましたが、この作品を描くにあたって矢部さんは漫画の描き方をすごく努力して勉強されたそうです。
もともと素晴らしい感性をお持ちだと思いますが、それに頼っただけではこの作品はできなかったのですね。努力と計算とそしてこの作品に対する熱量に裏付けられた名著でございました。
しかし、この大家さんかなりの資産家っぽいですが何者なんでしょうね…。
たぶんですけど、この物件を矢部さんに紹介した不動産屋さん、かなり人を厳選していたのではないでしょうか。
悪い人間がこの物件に入居したら資産家で一人暮らしの大家さんが危険にさらされますし、大家さんとの近い距離間になじめない人は住むことができないでしょう。
矢部さんなら安心かつ大家さんと上手く付き合っていけると見込んだのでしょうね。
☆『慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件』
木村盛武著・文藝春秋・2015年発売
1915年北海道三毛別(さんけべつ)で実際に起きた事件です。一頭のヒグマが三毛別の集落を数回にわたって襲撃し、8名の犠牲者が出ました。ほとんどの犠牲者が食害にあっています。
去年あたりから興味を持って今年読んだ本です。衝撃的な内容であり、また今年はOSO18というヒグマが話題になったことから非常に印象深い一冊となりました。
なぜヒグマはこれほど執拗に集落を襲ったのか。
「穴持たず」といわれる冬眠しそこねたヒグマであり、食料のない冬山で飢餓状態であったこと。
最初に犠牲になった民家の女性が体を山まで持ち帰られました。捜索に行った人たちが山中で女性の体の一部を見つけ、せめて弔いたいと持ち帰ったこと。
どうもこれが大きな要因だったようです。飢餓によって人間を襲って食料とした。そしてヒグマは自分が触ったものへの所有欲が大変強い習性を持ちます。
人間にとっては「○○さんのご遺体」と思って持ち帰ったのですが、ヒグマは「自分の食料」を取り戻しに来たのです。
そのため次の襲撃は犠牲となったこの女性と養子の男児との二人の通夜会場でした。
どちらも間違っていないし、違う生き物としての認識の差が何とも言えないです。
最終的にはその後続いて犠牲となった人たちを含めた遺体をおとりにヒグマをおびき寄せ、駆除するという結末を迎えました。もうその手段しかなかったのでしょう。
この集落の人々は昔からその土地にいたのではなく、開拓民としてこの土地をあてがわれて来た人々です。
もとの生活が貧しく新天地を求め、大した調査もされずに与えられた場所でこのような悲劇にあい、安易に言葉にできない本当に何とも言えない気持ちになりました。
☆『ストレスフリー人間関係 ぬいぐるみ心理学を活用してあなたの人間関係の悩みを解決する方法』
伊庭和高著・セルバ出版・2020年発売
人間関係に深く悩んでこの本を手に取った…というわけではないです。まぁ人並み(以上)に人間関係にストレスを感じますけど。
どこかのタイミングで「ぬいぐるみ心理学」という言葉を知って興味を持ちました。
え~つまりは「大体の悩みの根本は人間関係。そして人間関係で悩むのは自分に自信がないから。ぬいぐるみ心理学を使って解決しようよ☆」ということです。
自分の心のあり方を自分自身で問いかけ理解する。つまりは内観ですが、ぬいぐるみを活用することでスムーズに行うことができますよ、と。
持っているシーラカンスのぬいぐるみで試してみましたが、うんまぁ、なんとなくわかる気がする。ただ、もうちょっと人型に近い方が上手くいく気がする。
習慣化できたらとてもメンタルヘルスの維持に役立つのではないでしょうか。シーラカンスとの対話は2日で飽きましたが。
こんなところです。
今年もいろいろな本との出会いがありました。
読んだ直後はへぇ~と思ったり感動があったりしますが、時間がたつともう内容を忘れたりすることも多いです。でもまぁ、脳に刺激を与えていると思えば無駄ではないでしょう。
来年もまたできるだけ読書の趣味は続けていきたいと思います。
ではまた(・ω・)/-☆